カテゴリ:鑑賞( 4 )

バンクシー・ダズ・ニューヨーク

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春だ、桜だ、花粉症だ、飲み会だーと言ってる間に4月も後半。
4月前半に観に行った映画をひとつ。

Banksy Does New York (バンクシー・ダズ・ニューヨーク)

謎のグラフィティ・アーティストとして知られるバンクシーのドキュメンタリー。
このバンクシー、ひとりなのか集団なのかもわからない。
2013年、ニューヨークに一ヶ月滞在したバンクシー。
街のどこかに毎日1点作品描く。
そしてInstagramで発表される。
その場所がどこかは明かされない。
作品がUPされると、価値あるその場所を探し求めて人々がSNSを駆使してNYを駆け巡る。
現代のツールを上手く利用して仕掛けられた宝探し。
その作品は風刺をはらみ、メッセージ性がある上、
NYという格差の激しい場所で、通常あまり関わり合うことのない人と人が、
バンクシーハントという同じ目的で絡み、そこにも社会問題が見え隠れする。
おのおのの立場から、熱狂的になったり反感を持ったりと・・・
その神出鬼没なアートにNYの人々が翻弄される。
最早この現象が作品だとも。

それにしてもアーティストなのか、活動家なのか?
良からぬ社会に向けた露骨でシニカルなメッセージには、平和への思いが込められている。
更にどこの何者かわからないとくれば、
なんだか、物語の中のヒーローを想わせる。
正義の味方というのは、たいてい正体不明と相場が決まっている。
どこからともなく現れて、多くを語らず去ってゆく。
ドキュメンタリーなのに、ファンタジーのような。。。
色々と疑問を投げかけてくれる映画でありました。

冒頭からスピード感ある内容で、好きな人にはあっという間で面白い。
おそらく興味の分かれる映画。
興味ない方には、「も~みんな何やってるの?!」って感じかも(笑)

「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」
  
2016年4月2日(土)渋谷アップリンク公開 他全国順次公開
  http://www.uplink.co.jp/banksydoesny/
  

  あまり宣伝してないのか、かなり空席が目立ってました。
  早めに終了してしまうかも。
  興味のある方は、お早めに!
  




by nanairoyakumo | 2016-04-25 02:31 | 鑑賞

オットー・クンツリ展 東京都庭園美術館にて


目黒駅から歩いて7分程。
門から紅葉で染まった道を通り抜けると
昭和8年に建てられた重厚で趣のあるファサードが見えてきます。
展示を見る前に まず建物に魅了されます。
外観は割りとシンプルですが、なんとも瀟洒な佇まい。
中へ入ると壁面のレリーフ、窓や扉の金具、床や階段周りの上質なつくり。
華美でもなく伝統的でもない、この時代のモダンな感覚にすこぶる驚かされます。

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そして、オットー・クンツリ氏。
スイスのコンテンポラリージュエリーのアーティスト。
一見「なんですか?これは??」という作品なのですが、
そこには、彼のユニークな発想や鋭い風刺などが盛り込まれています。
そして、人や社会との繋がりを意識したコミュニケーションツールとしてジュエリーを絡めています。
それが、なかなか可愛らしいフォルム・形態で表現され、彼のチャーミングな性格が現れているように思えます。

10年位前に、彫金の学校で彼の講義を受けたことがありますが、
コンテンポラリージュエリーの巨匠というより、とても親しみ易い感じでした。
オットー先生が、面白げに「日本人はショッキングピンクが好きだよね」と言うので
みんなで「えっ~~!?」と笑いながら反論したのを憶えています。
もう日本を愛して止まないという感じのとても笑顔の優しい楽しい方でした。

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by nanairoyakumo | 2015-12-23 17:17 | 鑑賞

「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展~宇都宮美術館


オットーとパウル・クレー展
「だれにもないしょ。」ってタイトル見たら、そりゃ、行くしかない!ってことで
クレー好き夫婦は、秋雨の中、珍しく遠出。

子供が夢の中で見るような、楽しい、悲しい、怖いが混ざったような世界。
ユーモラスな生き物や人。
とぼけた目にシニカルな口元。
いたずらっぽい形体が意味を持ち、
切なさをはらむ奥深い情景が広がる。
抽象表現の格子は、不協和音の様な配色で妙な空気を漂わせる。
(じっーと見ていたら、もの凄く美しく見えてきた…)

更に角度を変えて見るとか、裏面にメッセージがあるとか、
下地に違う絵があるとか、せっかく描いた絵を分断してバラバラに見せるとか、
探究心が尽きないユニークな人、クレー。
作品はもちろん、常に生み出そうとする姿勢、そのエナジーは、とても勉強になります。

そして帰り道、宇都宮に来たからには、
「やっぱり宇都宮ギョーザでしょ~!!」と
宇都宮餃子「正嗣」へ
もう、身も心も満腹な日でありました。

宇都宮美術館のパウル・クレー展は9/6(日)で終了。
次開催地は兵庫県立美術館 期間:2015/9/19~11/23です。
是非!
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by nanairoyakumo | 2015-09-08 00:48 | 鑑賞

サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡

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連日の猛暑から、束の間の曇日。 原美術館で開催中のサイ トゥオンブリー展へ。
住宅街の中にある邸宅系美術館は、クラシカルモダンな建物で、
時折ぱらついた雨が緑を濡らし、清清しい静謐な空気を漂わせていました。

アメリカの抽象表現画家、サイ トゥオンブリー。
即興的な勢いと交差する感情、直感的な色彩… 無作為に見える線は、リズミカルで音楽の様。
小粋でフリーダム感溢れてます。
風化する感じが全くなく、とってもモッダーン!
どれもこれも部屋に飾りたい作品でした。

常設の展示物も思わぬ所にあったりで、なんだかおかしくって楽しめます。

サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡
 会期:2015年5月23日(土)〜8月30日(日)
 会場:原美術館
 開館時間:11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
 休館日:月曜日(祝日にあたる7月20日は開館)、7月21日
 入館料:一般1,100円、大高生700円、小中生500円
 (原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引)







by nanairoyakumo | 2015-07-18 19:51 | 鑑賞


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